＜Photo by @FIGObarcelona ＞
2018年6月13日号
6月から開始した「Kashiwa Daily News」
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ロシアW杯最後の試合でパラグアイに4-2で勝利！
サッカー日本代表は、ワールドカップ ロシア大会前の最後の強化試合で、2018年6月12日にパラグアイと対戦。
打ち合いとなった試合を4対2で勝利し、西野監督就任後の初勝利をあげました。
パラグアイとの強化試合は、オーストリアのインスブルックで開催。日本は8日に行われたスイス戦から、主軸候補とされていたFW本田圭佑、GK川島永嗣などの先発メンバー10人を入れ替えて試合に臨みました。
【日本vsパラグアイ】データベース
2018年6月10日
会場：インスブルック（オーストリア）
日本4-2パラグアイ
【得点者】
＜日本＞
後半6分：乾 貴士
後半18分：乾 貴士
後半32分：オウンゴール
後半46分：香川 真司
＜パラグアイ＞
前半32分：オスカル ロメロ
後半45分：リチャル オルティス
後半に4ゴールを記録し、南米の代表相手に8年ぶりの勝利！
試合が動いたのは前半32分。パラグアイに右サイドからのロングスローを頭で繋がれ、ワントラップから反転したオスカル・ロメロが左足を振り抜いて先制を許す。結果的に、前半は日本の1点ビハインドで折り返すことに。
後半に入ると、日本は東口と遠藤に変えて、中村航輔と酒井宏樹を投入。
追いかける日本は51分、昌子が入れた縦パスに対し、香川がボールを受ける。そしてワンタッチで乾に渡すと、乾はそのままドリブルで持ち込み鋭いミドルシュートを放つ。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、日本が同点に追いつく。
そして63分、武藤が右サイドを突破し、ゴール前で香川が受け後ろに逸らすと、再び乾がダイレクトシュート。GKが触れたものの、ボールはゴールへと吸い込まれて、日本が逆転に成功。
そして77分。柴崎のフリーキックがフ相手のオウンゴールを誘い、日本はリードを3点差に広げる。
しかし、アディショナルタイム直前の90分、フリーキックのこぼれ球を拾ったリチャル・オルティスが強烈なミドルシュートを叩き込み、パラグアイが1点を返す。
だが、この日の日本はこのまま終わらない。直後に途中出場の大迫のパスを受けた香川がドリブルで切れ込み、ゴール左に流し込んでダメ押し弾をゲット。
試合は4－2で終了し、乾の2ゴール、香川の1ゴール2アシストの活躍となった日本代表は、西野朗監督就任後の初勝利を記録しました。
勝利の立役者は、柏レイソルにゆかりのある2人
今回の試合で得点を挙げたのは香川真司と乾貴士の元セレッソ大阪コンビ。
しかし、この2人に負けず劣らず活躍したのが、「柏レイソルにルーツを持つ2人がキーマンだった」との声が高まっています。
その2人とは、柏レイソルユース出身の中村航輔と酒井宏樹。
パラグアイ戦の後半開始から出場したGK中村航輔、DF酒井宏樹の2人に対し、スペイン紙では絶賛のコメントがありました。
「アキラ・ニシノがドレッシングルームで話したことは分からないが、日本の戦いは後半になると完全に変化した。
ナカムラとヒロキ・サカイが入り、全てが変わった」
スペイン『マルカ』の試合評
現在フランスのマルセイユに所属する酒井は、かつて2012年までレイソルに所属。地元出身のスターだけに、本戦でも彼の活躍が期待されます。
【June 4, 2018】柏市大井で白バイと原付きバイクが正面衝突、「柏マイティーFC」から酒井宏樹選手にエールetc（Kashiwa Daily News）
現所属選手で唯一選出された「次世代の守護神候補」
＜Photo by @koben222＞
柏レイソルの現所属選手で唯一選出されたのが、先ほど紹介した中村航輔。
リオデジャネイロ五輪でも活躍をした23歳の守護神に対しては、「川島の後継者」として日本代表に推す声は、日々高まってきています。
「将棋が趣味」という意外な一面も持つ中村は、かつて日本代表の正ゴールキーパーを務めた川口能活選手からも才能を買われており、2人で特別対談を行ったこともあります。
中村の抜群の反射神経に対しては、現役選手から代表のレジェンドまで、たくさんの実力者から高い評価を受けています。
【2017シーズン第10節】
セレッソ大阪戦での中村のスーパーセーブ
試合終了間際、中村 航輔（柏）が左手一本でチームを救うビッグセーブ
Pickupプレー動画
明治安田生命Ｊ１リーグ 第１０節
中村 航輔（柏）#Ｊリーグ pic.twitter.com/cstXF6cHso— Ｊリーグ (@J_League) 2017年5月7日
2010年南アフリカW杯、2014年ブラジルW杯で正ゴールキーパーを務めた川島選手の牙城を崩すには高いハードルがありますが、中村選手に出番が訪れることを、レイソルファンとしては期待せざるを得ません。
日本の将来を背負う中村が、W杯での貴重な経験をレイソルに還元してくれることを期待しましょう。
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